予防・メンテナンス

予防・メンテナンス

一生涯笑顔でいられるために、予防を大切に考えます

なぜ予防が大切なのか

なぜ予防が大切なのか

むし歯は自然治癒しない病気ですが、予防することができ、実はなりにくい病気でもあります。
むし歯になりにくい口腔環境をつくることで、一生むし歯にならない生活を送ることができるといえます。

そのためには、自分がどうしてむし歯になりやすいのか、どうしたら予防できるのかを知ることが必要です。
当院では、むし歯を予防するために、CAMBRA(リスク評価に基づくむし歯の管理)とSMT(唾液検査)を行い、むし歯の発生リスクを分類し、科学的根拠に基づいた予防管理をしています。

かかりつけ歯科医の重要性

かかりつけ歯科医の重要性

かかりつけ歯科医を持ち、定期的に口腔環境をチェックしてもらうと、口腔環境の変化を素早く察知することができ、むし歯の早期発見や早期対応に繋がります。むし歯にならないために重要なことは「予防」をすることです。
むし歯になった時だけ歯医者にいっても、一歯のみの治療にしかならず、口腔環境全体の改善にはなりません。当院では「私の歯の健康ファイル」を作成し、患者様自身で口腔内の変化を確認していただけます。

わたなべ歯科医院の予防メニュー

当院では、むし歯を予防するために下記の方法を行っています。

むし歯予防メニュー

  • むし歯予防メニュー
    • 定期健診
    • 口腔内のチェック(プラーク、歯肉炎、歯並び、細菌、カビなど)
    • PMTC
    • フッ素
    • 定期的なクリーニング
    • ブラッシング指導
    • 歯周病の検査
    • SMT(唾液検査)
    • CAMBRAを用いたリスク診断

CAMBRA(リスク評価に基づくむし歯の管理)

CAMBRAとは

CAMBRAとは

歯のトラブルを予防する治療が発達しているアメリカで生まれたむし歯予防方法で、アメリカの歯科大学40校が教育プログラムとして導入している信頼性の高いシステムです。
むし歯の発生リスクを分類して、リスクに応じた処置がプロトコル化されているため、システマティックにむし歯の予防管理ができます。

SMT(唾液検査システム)

  • SMTの検査項目

    SMTは、口腔内の健康状態を唾液で調べる検査です。SMTでは下記の6項目を測定することができます。

    むし歯菌

    むし歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯の健康を損なうことが知られています。

    酸性度

    唾液の酸性度が高いと、口腔環境は酸性になり、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。

    緩衡能

    睡液には、むし歯菌や食物由来の酸を中和する機能(緩衝能)がありますが、その働きが弱いと、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。

    タンパク質

    口腔内細菌や歯と歯茎の間にあるバイオフィルム(プラーク)の影響で、唾液中のたんぱく質が多くなることが知られています。

    アンモニア

    口腔内の細菌総数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており、 口臭等の原因になるといわれています。

CAMBRA+SMTは こんな人におすすめ!

  • むし歯になるのか不安な人
  • むし歯の予防方法を知りたい人
  • むし歯が多い人
  • 歯磨きしているのにむし歯ができる人
  • むし歯治療が嫌な人

※6歳から検査をすることができます。

お口の中では、「むし歯になる要因」と「むし歯から守る要因」の2つのバランスが常にせめぎあっています。このバランスが崩れて「むし歯になる要因」が強くなると、むし歯になりやすくなります。このバランスは、個人や生活習慣などでも変化します。

CAMBRAとSMTを用いて20項目以上の内容を調べます。そのバランスがどちらに傾いているのか(リスク評価)とむし歯になりにくい状態を保つにはどうしたらいいか(むし歯の管理方法)を提案します。

自分がなぜむし歯になりやすいのか、どうしたら予防できるのかを科学的な根拠に基づいて考えることができます。

自宅でのケアについて

むし歯を予防するためには、下記に注意して口腔内のケアを行いましょう。

  • 1日2回以上は自宅で歯磨きをする
  • 歯間ブラシやフロスを使用する
  • 歯磨き剤はフッ素入りのものを使用する
  • お子さまは仕上げ磨きを必ず行う
  • 食生活に気をくばる
自宅でのケアについて